
うつ病になったら生活はどう変わる?
メンタルが少しでも回復する方法はないの?
このような疑問にお答えします。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
うつ病歴4年のHSPうつブロガー
うつ病で何より大変なのは自分を責め続けてコントロールできないメンタルでした。
✔️この記事でわかること
- うつ病になって出来なくなったコト
- メンタルが回復した3つの方法
- うつ病で働けなくなった方へ
※僕の症状を元に書いています。人によって重さにもかなり個人差がある病気なので参考程度に読んでくださいね。
うつ病になってできなくなったコトとメンタルにいい効果のあった行動3選
うつ病になってできなくなったコト
眠れなくなる
うつ病になって一番辛かったのは、眠れなくなったことでした。
【人間って寝ないと本当にダメになってしまう】という事を、見せつけられたようです。
眠れなくなった弊害一覧
- 夜中になっても眠れなくて、だんだん怖くなり寝るためだけにお酒を飲む
- 朝方の4時や5時に急に目が覚めてそこから全く眠れなくなる
- 体内時計が完全崩壊
- どれだけ寝ても全く寝た気がせずに疲労だけが溜まっていくような感覚
これにより昼間はずーっと睡魔が襲ってきて、仕事にも集中できなくなります。
睡眠不足は、集中力を低下させ、不安感を増大させ、イライラを生み出すまさに【百害あって一利なし】の状態にしてしまいます。
全てが面倒に感じ人と関われなくなる
うつ病になってからは、人と関わるのがとんでもなく面倒に感じるようになりました。

1人になりたいと思う時間が増え、人と話をしても10分も話すとめちゃくちゃ消耗してぐったりしてしまうレベルです。
そのせいでどんどん人と関わる場面や状況を回避するようになってきます。
誰もハッピーになれない状況を作っているのも分かっていながら、そうせざるを得ない怖さがうつ病にはあります。
自分でもなんでこんなにしんどいのか意味がわからなかったですから、本当に病気なんだなと改めて気付かされる瞬間でした。
家族関係が円満に過ごせない
うつ病がピークにキツかった時は、子供の対応が一番違いました。
子供って正直なので、僕が出していたどんよりした雰囲気や、ピリピリした空気を察知して全然寄り付かなかったですね。

「パパに近づくのが怖い」って思われていたんだろうなぁって思います。。
それを見た妻も気を遣って僕のところに来ないようにしていましたし、家族がバラバラになっていくような感覚がありました。
僕はその感覚がわかったので「このままではみんなが暗い気持ちになってしまう」「このままじゃダメだ」と思い、病院を調べて受診しに行きました。
その後投薬治療を半年ほど続けて、生活サイクルを改善して少し良くなってきたら、2人の息子が飛びかかるように遊んで欲しいと寄ってきてくれるようになりました。

「こんなにも対応が違ってくるのか、、」と驚くほどに子供達が喜んでくれたので、勇気を出して病院に行ってよかったなと思います。
メンタルが回復した3つの方法
散歩(日光浴)
多分いろんな本やYouTubeなどでも見聞きするかもですが、散歩(日光浴)はマジでメンタルにいい影響を与えてくれます。
僕は専門家ではないので詳しくは分かりませんが、太陽光を浴びることでセロトニンというホルモンが分泌されるようで、これがメンタルを明るくしてくれることが科学的にも証明されています。
僕は散歩(特に晴れの日の午前中)を継続していく中で、この効果をめちゃくちゃ実感しました。
さらに日光浴しながら歩くことで適度に疲労があり、夜になると眠気が少し出るようになりました。
これはうつ症状がツラかった時期では考えられないほどの前進を感じる出来事でした。
癒し系の音や歌詞のない音楽を聴く
気分が落ちこんでいる時は、散歩すらしんどくて全く動けない時も普通にありますよね。
そんな時はとにかくリラックス出来そうな音や音楽を聴くことでメンタルが落ち着いた経験がありました。

僕は歌詞のある音楽はしんどくて聴いていられなくなったので、個人的には【川のせせらぎ】が一番癒されて落ち着きました。
他にはジャズピアノだったりクラシックだったりでした。
やりたいと思った事をやる
「やりたい事」と「やらなければいけない事」って同じようで全然違います。
普段多くの人は「やらなければいけない事」に追われてしまって、それをしっかり出来なかったりすることで自分を責めて落ち込んでしまっている印象が強いです。

「やりたい事」があるのに目先の給料や生活のために仕方なく「やらなければいけない事」に消耗してしまっている人が多いですよね。。僕もそうでした。。
うつから回復する上で、僕はこれがとても重要じゃないかと感じました。
一旦「やらなければいけない事」よりも「やりたい事」に目を向けて人生の方向性をもう一度見直してみると、新しい世界や新たな選択肢も見つかるかもしれません。
僕はこれで「やりたい事」=「ブログ」に出会い、2年以上ブログを継続してこれました少額ですがお金も稼げるようになりました。
一旦立ち止まって自分が本当に「やりたい事」が何なのか自問自答するいい機会になるんじゃないかと思います。
うつ病でもブログで月1.5万円稼げた話《1人で完結するので最高》
うつ病で働けなくなった方へ
うつ症状専門の就労移行支援
うつ病で会社を退職せざるを得なくなってしまった方へ、うつ病専門の就労移行支援をご存知でしょうか?
うつ病のようなメンタルに不安を抱える方に向けて、再就職をサポートしてくれるサービスがあります。ただでさえ大変で、かなりのエネルギーを使う就職活動を、うつを抱えた状態で乗り越えるのは至難の技ですよね。。
うつ病専門の就労移行支援では、うつ病を専門に扱っているのでサポートから就労プログラムまで、利用者の不安を先回りして準備してくれていて、心強い味方になってくれます。

利用者は無料で使えるのも安心ですし、受け入れる企業側もうつに理解がある企業になっているので、うつ病だということを隠す必要もなければ、無理して背伸びする必要もありません。
ありのままの自分を受け入れてくれる会社を探すにはいい環境になります。
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退職後のお金の不安を解消する制度まとめ
【自立支援給付による精神通院医療】
2013年から施行されている、障害者総合支援法の自立支援給付という制度は、通院による精神医療を継続的に要する病状を持つ人に対して自立支援医療費を支給する制度です。これは、日本の障害者福祉施策の中に位置づけられています。
この給付を受けるには市町村の福祉関係窓口で申請書をもらい、記入・提出します。その際、医者の診断書や障害年金の受給証明書などが必要となります。
具体的な給付内容は、原則としてその疾患にかかる通院での精神医療の月額の9割が公費負担となり、対象者は1割負担となります。その1割負担が高額になる場合は世帯単位の所得により対象者の負担額には上限がつくので、安心して通院治療を受けることができます。
【傷病手当金】
傷病手当金は、正式には健康保険傷病手当といいます。同一の傷病が原因で連続して休職期間が3日以上ある場合、4日目以降の休みについて傷病手当金が支払われる、健康保険における制度です。休職を初めてからの3日間は待機期間と呼ばれ、その3日には公休日や有給休暇日が含まれててもかまいません。
仕事を休職する際には覚えておきたい制度ですが、退職後も同じ傷病が理由で療養を続け、仕事に就けない場合、最長で1年6カ月、傷病手当金を受給することができます。その際に支給される額は休業前までの1年間の平均月給額の2/3となります。今までの月給の2/3が支給されるのは働いていないことや、治療にどれだけの期間が費やされるのかわからないことを考えると、これまで同様の出費はできないにせよ、あるのとないのとでは大きな違いと言えます。
【障害年金】
障害年金とは、国民年金に加入している場合は障害基礎年金、厚生年金に加入している場合、障害厚生年金と呼ばれます。それぞれ受給条件を満たすことによって支給される年金です。
支給金額については、国民年金加入者は障害の程度(その傷病が日常生活にどれくらい影響を与えるか)によって変わります。
1級は年額約97万円、2級は年額約78万円となっており、子どもがいる場合は加算があります。障害厚生年金については障害の程度により1級から3級までの等級があり、定められた平均標準報酬月額と厚生年金の加入期間によって算出されますので一律ではありません。
配偶者がいる場合、要件を満たせば加算があります。また、厚生年金加入者は国民年金の第2号被保険者でもありますので、障害厚生年金の1、2級に該当する場合は要件を満たせば障害厚生年金と同時に障害基礎年金を合わせて受給できることになります。事業所で就業している場合、厚生年金保険料は給与から天引きされているので納入漏れがありません。
障害の程度は判定次第ですが、一定期間以上働いていれば受給要件は自然と満たせるので安心です。年金制度は国民のための社会保障制度です。ためらわずに市町村の年金窓口に相談しましょう。
【失業保険】
失業保険は、離職後、就職する意思と能力があることが前提に90~360日間支給される雇用保険制度です。支給期間は、傷病、妊娠、出産、育児などの事情がある場合には最長3年まで延長可能です。
退職した職場から発行された雇用保険被保険者離職票をハローワークに提出すると、申請し失業保険の受給の可否、支給額の決定がなされます。基本手当日額は離職前の給与を計算式に当てはめた額の50~80%が一般的です。
この際、離職理由や雇用保険の被保険者であった期間が勘案されます。離職理由が”自己都合による退職”なのか、”特定理由離職”なのかは重要です。傷病などでやむを得ず退職した場合は”特定理由離職者”となります。
特定理由離職者は離職する前の1年間のうち6カ月以上の被保険者期間があれば失業保険給付の対象となります。自己都合による退職の場合は2年間で12カ月以上の被保険者期間が必要です。
うつ病で退職した場合、就職する意思はあっても能力があるのかということが問題となります。これについてはハローワークでしっかり相談しましょう。
傷病が理由ですぐに就職できない場合、求職の申し込みはできますが、失業保険の基本手当の対象とならず、求職申込日から15日以上傷病で就職できない場合、雇用保険の「傷病手当金」の対象になり得ます。これは、前述した健康保険の傷病手当とは全く別のもので、同時に両方を受給することはできません。
これらを知っているかどうかで受けられる恩恵が全く変わってくるので、使える制度は全て利用しましょう。
まとめ
うつ病は誰にでも可能性があって、その瞬間は突然やってきたりします。
「まさか自分がなるなんて…」そう思っている人に限ってなりやすかったり病気でもあるので、最近元気がなかったりしんどそうにしている人を見つけたら気にかけて声をかけてあげて欲しいなと思います。
同じように苦しんでいる方へ、少しでも励みになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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