
うつになってから何も頑張れなくなった…
生きていくには働かないと…でもなぁ…
未来には不安しかない…
このような疑問にお答えします。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
うつ病歴4年で投薬治療中
ブログ歴2年のうつブロガー
結論、【頑張らない】を頑張ると視野が広まり希望が生まれます。
勇気を持って頑張らない決断をしましょう。
僕は2018年2月に会社の仕事に忙殺され、人間関係に絶望しうつ病を発症しました。
4年経った今でも投薬治療を続けており、日々うつ症状と闘っています。
そんな僕がうつ病から2年が経ったタイミングでブログを始めました。
どうやってうつ病を抱えながらブログを始めて2年以上継続して発信出来るまでになったのか。
これまでの体験談を踏まえて、今回は【頑張らない事を頑張る】を深掘りします。
✔️この記事でわかること
- 【頑張らないを頑張る】期間にやるべきコト
- 頑張らない事のメリット・デメリット
- うつ病で働けなくなってしまった方へ
ひとつずつ解説していきます。
【うつ病】頑張らないことを頑張るメリット。頑張らずに希望が生まれる
【頑張らないを頑張る】期間にやるべきコト
責任感があり真面目な方は特に頑張らない
真面目な方ほど、これまでの遅れを取り戻そうとして無理をしたり、これまで以上に頑張ってしまいがちです。
やってほしいことは、
- 仕事の担当範囲を減らしてもらう
- 負荷の少ない部署に異動させてもらう
- 苦手な人から離れる
- 寝る時間だけは最低8時間確保
- 休職して全く何もしない時間を過ごしてみる
メンタルの安定が何よりも最優先です。
「仕事や私生活はメンタルが安定してこそ充実させる事が出来るんだ」と再認識しましょう。
予定は極力何も入れない
仕事でのイレギュラーな予定はもちろん、友人からの誘いなども極力行かないようにスケジュールを立ててみてください。
なせなら、うつ病になるとその日の調子って当日にならないと読めないところがあり、ドタキャンの可能性が高くなります。

しかし責任感の強い人は、ここでもドタキャンや断る事が苦手で無理して気分が乗らなくても頑張って行ってしまったりするんです。
そうならない為に、よっぽど気心が知れたストレスのかからない相手以外の予定は入れないようにしましょう。
仕事でどうしても予定が詰まってしまう人は、担当客先を減らしてもらったり、疲れてきたら誰かに代わりに行ってもらうなど、職場からの理解を得る努力をしましょう。
「自分だけが我慢すれば解決する」
この小さな積み重ねがうつ病という大きな病気を引き起こしている事を再認識しましょう。
【辞める】勇気を持つ
心のキャパが溢れる事で、うつ病などのメンタル不調を引き起こします。
今抱えている【やるべきこと】を辞める勇気を持つ事も大事にしてみてください。

「辞める」のは「逃げ出す」のとは違います。
自分の向き不向きと向き合い、適性を見極め、これなら頑張れるという事を探す期間が必要です。
そのためには、やるべき事が多すぎると冷静になってゆっくり考える時間が取れませんので、今やっている仕事から一旦離れてみてください。
健康さえあれば人生何度でも立て直せますが、心身が崩壊してしまうと、もう二度と立ち上がれなくなってしまう可能性が出てきます。これが一番いけない事です。
仕事を辞めてしまっても、国や自治体があらゆる制度を用意してくれているので、無一文になっても露頭に迷うことはないので安心です。
詳しくはこの記事の最後の項目で詳しく解説しています。
「頑張らない」のメリット・デメリット
頑張らないメリット
体調を壊してまで仕事を頑張っても給料は増えない
仕事を頑張ったからといって、給料が増えることに直結することはあまりありません。
特に年功序列が根強い日本企業なら、給料とはおもに働いた時間の対価として支払われるものだからです。よって頑張っても頑張らなくてもそこまで大きな影響はありません。
頑張っても頑張らなくても給料が一緒であるなら、頑張らず自分のペースで安定したメンタルで仕事をした方がいいでしょう。
- プライベートが充実する
- 副業する時間ができる
仕事を必要以上に頑張らないことで、上記のようなメリットも生まれます。
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仕事を頑張ると、余計な仕事が増える
仕事を頑張ると周りからの信頼が増し、また新しい仕事を任せられることになります。
しかしそれにより給料が増えることはほとんどありません。増えるのは数年後、もしくは数十年後です。

給料が増えないのに仕事ばかりが増えて、大変になる一方で「何のために仕事をしているのか」と考えてしまいます。
このように仕事を頑張りすぎると、逆に損をして自分一人で抱え込んでしまうことに繋がる可能性もあるでしょう。
頑張りすぎると体調に悪いし、ストレスがかかる
仕事を頑張る人は、体調が悪くても仕事を休まず頑張るという人も多いでしょう。
なぜなら昔から「多少の体調不良なら仕事を休まない」という風潮があり、今でもその風潮が残っているからです。
しかし体調が悪いのに仕事を頑張ったからといって、評価が上がることはありません。

最悪の場合、重症になってしまったりと余計なストレスを抱えることになりかねないので、頑張りすぎは避けた方がいいでしょう。
嫌なことを頑張ってもパフォーマンスが悪い
自分が嫌だと思う仕事はできるだけ避け、頑張らない方がいいでしょう。
なぜなら、自分が嫌だと思う仕事を頑張っても、パフォーマンスが下がり、最終的にいい結果には繋がらないからです。
嫌な仕事を頑張らないことで、
- 仕事へのストレスが軽減される
- 仕事の質が向上する
上記のような効果が期待できます。
仕事を頑張らないことが、結果としていいパフォーマンスに繋がることもあるでしょう。
頑張らないデメリット
結論、ありません。
なぜなら頑張っているかどうかって自分が決めることで、他人から決められる事ではないからです。
評価は周りが決めます。だから周りの評価に応えようとして、自分が頑張れる範囲を飛び越えて無理してしまうんです。

そもそもこの【頑張る】ってどういうこと?って感じですよね。
「がんばる」とは 困難にめげないで我慢してやり抜く。
「頑張る」って要するに辛くても我慢するって事なんですね。
日本人ってあまりに【頑張ること=美徳】に洗脳されすぎてるなって感じます。
頑張ることが仕事ではありません。
思考停止してただ目の前の事を頑張るだけでは、そのうち壁にぶち当たり心が折れる可能性大です。
うつで働けなくなった方へ
うつ症状専門の就労移行支援
うつ病で会社を退職せざるを得なくなってしまった方へ、うつ病専門の就労移行支援をご存知でしょうか?
うつ病のようなメンタルに不安を抱える方に向けて、再就職をサポートしてくれるサービスがあります。

ただでさえ大変で、かなりのエネルギーを使う就職活動を、うつを抱えた状態で乗り越えるのは至難の技ですよね。。
うつ病専門の就労移行支援では、うつ病を専門に扱っているのでサポートから就労プログラムまで、利用者の不安を先回りして準備してくれていて、心強い味方になってくれます。
利用者は無料で使えるのも安心ですし、受け入れる企業側もうつに理解がある企業になっているので、うつ病だということを隠す必要もなければ、無理して背伸びする必要もありません。
ありのままの自分を受け入れてくれる会社を探すにはいい環境になります。
うつ症状専門の就労移行支援【atGPジョブトレ うつ症状コース】でもう一度一歩を踏み出すきっかけにしてみてください。
退職後のお金の不安を解消する制度まとめ
【自立支援給付による精神通院医療】
2013年から施行されている、障害者総合支援法の自立支援給付という制度は、通院による精神医療を継続的に要する病状を持つ人に対して自立支援医療費を支給する制度です。これは、日本の障害者福祉施策の中に位置づけられています。
この給付を受けるには市町村の福祉関係窓口で申請書をもらい、記入・提出します。その際、医者の診断書や障害年金の受給証明書などが必要となります。
具体的な給付内容は、原則としてその疾患にかかる通院での精神医療の月額の9割が公費負担となり、対象者は1割負担となります。その1割負担が高額になる場合は世帯単位の所得により対象者の負担額には上限がつくので、安心して通院治療を受けることができます。
【傷病手当金】
傷病手当金は、正式には健康保険傷病手当といいます。同一の傷病が原因で連続して休職期間が3日以上ある場合、4日目以降の休みについて傷病手当金が支払われる、健康保険における制度です。休職を初めてからの3日間は待機期間と呼ばれ、その3日には公休日や有給休暇日が含まれててもかまいません。
仕事を休職する際には覚えておきたい制度ですが、退職後も同じ傷病が理由で療養を続け、仕事に就けない場合、最長で1年6カ月、傷病手当金を受給することができます。その際に支給される額は休業前までの1年間の平均月給額の2/3となります。今までの月給の2/3が支給されるのは働いていないことや、治療にどれだけの期間が費やされるのかわからないことを考えると、これまで同様の出費はできないにせよ、あるのとないのとでは大きな違いと言えます。
【障害年金】
障害年金とは、国民年金に加入している場合は障害基礎年金、厚生年金に加入している場合、障害厚生年金と呼ばれます。それぞれ受給条件を満たすことによって支給される年金です。
支給金額については、国民年金加入者は障害の程度(その傷病が日常生活にどれくらい影響を与えるか)によって変わります。
1級は年額約97万円、2級は年額約78万円となっており、子どもがいる場合は加算があります。障害厚生年金については障害の程度により1級から3級までの等級があり、定められた平均標準報酬月額と厚生年金の加入期間によって算出されますので一律ではありません。
配偶者がいる場合、要件を満たせば加算があります。また、厚生年金加入者は国民年金の第2号被保険者でもありますので、障害厚生年金の1、2級に該当する場合は要件を満たせば障害厚生年金と同時に障害基礎年金を合わせて受給できることになります。事業所で就業している場合、厚生年金保険料は給与から天引きされているので納入漏れがありません。
障害の程度は判定次第ですが、一定期間以上働いていれば受給要件は自然と満たせるので安心です。年金制度は国民のための社会保障制度です。ためらわずに市町村の年金窓口に相談しましょう。
【失業保険】
失業保険は、離職後、就職する意思と能力があることが前提に90~360日間支給される雇用保険制度です。支給期間は、傷病、妊娠、出産、育児などの事情がある場合には最長3年まで延長可能です。
退職した職場から発行された雇用保険被保険者離職票をハローワークに提出すると、申請し失業保険の受給の可否、支給額の決定がなされます。基本手当日額は離職前の給与を計算式に当てはめた額の50~80%が一般的です。
この際、離職理由や雇用保険の被保険者であった期間が勘案されます。離職理由が”自己都合による退職”なのか、”特定理由離職”なのかは重要です。傷病などでやむを得ず退職した場合は”特定理由離職者”となります。
特定理由離職者は離職する前の1年間のうち6カ月以上の被保険者期間があれば失業保険給付の対象となります。自己都合による退職の場合は2年間で12カ月以上の被保険者期間が必要です。
うつ病で退職した場合、就職する意思はあっても能力があるのかということが問題となります。これについてはハローワークでしっかり相談しましょう。
傷病が理由ですぐに就職できない場合、求職の申し込みはできますが、失業保険の基本手当の対象とならず、求職申込日から15日以上傷病で就職できない場合、雇用保険の「傷病手当金」の対象になり得ます。これは、前述した健康保険の傷病手当とは全く別のもので、同時に両方を受給することはできません。
これらを知っているか知らないかで受けられる恩恵が全く変わってきますので、必ず把握して利用出来るものは全て利用しましょう。
まとめ
うつ病はとてもやっかいな病気ですよね。
これだけ医学が発達した今の時代に、原因や治療法などが明確に確立されていないんですから。
【頑張らないことを頑張る】ってこれまでの思考を逆転させなければならない人ばかりだと思います。

この記事を読んでいただいてる方は、頑張る事が当たり前の社会で、これまで十分すぎるほど頑張ってきたと思います。
ここで少し頑張らないことを頑張って、自分を守り労ってあげましょう。
自分の心と向き合えるのは自分しかいないという事を改めて考えてみてください。
人生まだまだこれからです。
僕も引き続きうつと向き合いながらマイペースでやりたい事を優先して生きて行こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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