あなたは過去に「苦手な仕事も努力して克服しよう」と頑張った経験はありませんか?
僕はこれを繰り返し、会社に行けなくなりうつ病になりました。。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
30代HSPうつブロガー
HSP気質強めの僕が、営業に挑戦し会社に行けなくなった過去の体験から気づいた事と苦手を克服しようと頑張っている方へ、【苦手は放置しよう】というメッセージを込めました。
「苦手な事を努力し克服して成功する」一見素晴らしいストーリーですが、その裏にはかなり危険なリスクが潜んでいるので注意してください。
✔️この記事でわかること
- 苦手に挑戦して会社に行けなくなった話
- 苦手は克服せずに他にやるべき3つのコト
- うつ病でまだ一歩を踏み出す勇気が出ない方へ
ひとつずつ解説していきます。
HSPの僕が営業したら鬱で会社に行けなくなった体験談【苦手は放置】
苦手に挑戦して会社に行けなくなった話
そもそもなぜ人見知りHSPの僕が営業に挑戦したのか?

僕はコミュニケーションスキルがあれば仕事もプライベートも、人生が全てうまく行くと信じていたから。
デキる営業マンって仕事もプライベートも完璧にこなしてるイメージってありませんか?
このデキる営業マンに憧れ、勢いだけで全くの未経験だった営業に挑戦しようと奮い立ちました。当時は27歳とかで若かったです、本当に。
僕は昔からコミュニケーション能力が低いと自負していたので、友達も少なかったですね。
なんなら家が世界で一番安心できる場所で、自分から誘えないし誘ったこともない、就職も迷わず技術職を選び、人との接触を極力避けてきたような人間です。
でも人生一度しかないし「なんでもやってみないとわからないよな!」と、今考えるとなぜあれほど燃えていたのか分からないくらい燃え上がってました。

「後悔だけはしたくない」その一心で行動に移しました。一大決心です。
転職する時には、親からも『あなたに営業なんて出来るわけない。向いていないからやめときなさい』と散々言われました。
しかし新しい事にチャレンジしたい、カッコいい憧れの営業マンになりたいという強い想いがチャレンジするキッカケとなり、行動するパワーをくれたと思います。
何にでもチャレンジしようという気持ちの裏には「成功出来る、きっと大丈夫」という希望があるからですね。30代以降死んだ魚のような目をしたサラリーマンが多くなるのは、きっと現実が見えてきてどんどん希望が持てなくなってしまったからと今ならわかります。
何者かになりたかった20代
デキる営業マンって人生がキラキラしていて、周りからの人望もあり仕事もできて言うことなし。みたいに思ってました。。
上記で書いた通り人見知りHSPの僕が営業にチャレンジした理由はこれだけです。

カッコいい姿をイメージし、自分と重ね合わせる。それだけで何者かになれた気がしたんですね。
毎日営業の基礎知識から営業トーク、聴く力など様々な視点から営業の仕事を学びました。
しかし未経験で、しかも苦手意識のある対人での仕事だったので、成果を出すのに非常に時間がかかり、精神が擦り減って消耗しているのが自分でわかりました。
やってみてわかったのが、
- 初対面の人に電話をかける(かかってくる)
- 本題へ入るまでの雑談というか場を和ます会話
- 人前でのプレゼンや発表など
営業に必要なスキルが自分には全くハマってない事をはっきりと自覚しました。
それでも何者かになれると信じ、希望のためにがむしゃらに頑張った20代でしたね。
仕事量と人間関係からうつ病を発症
営業を始めて4年がたった頃、仕事の責任と量が膨大になったこと、同時に人間関係のストレスに耐えられなくなり、突如会社に行けなくなりました。

2週間くらい全く動けず家から出られなかったですね、、、
人生初の心療内科に行き、診断は中等度のうつ病でした。
原因はいくつかありましたが一番の原因は、自分でSOSを出しているにも関わらず自分自身が無視し続けていた点です。
毎日苦痛を感じながら、
- 「みんなも頑張っているし、自分だけしんどいとは言えない」
- 「自分でやりたいと飛び込んだ営業の仕事じゃないか」
- 「まだやれる、まだ大丈夫」
と言い続けて半年経ったある日突然動けなくなりました。

当時は自分の心は放置して、他人の言うことばかりを優先して行動していました。
自分を助けられるのは自分しかいません。
他人を幸せにできるのは、自分が幸せな人だけだとこの時学びましたね。
苦手は克服せずに他にやるべき3つのコト
徹底的な自己分析
今の自分の強みや弱み、得意不得意を把握できているでしょうか?

僕は苦手だと思いながら無理をしてうつ病を発症しました。極端な例ですが、やはり仕事で結果を出す人は自分の事をよくわかっている人ですよね。
自分は何が得意で、どのステージなら活躍することができるかをわかっているかどうかが、この資本主義社会を生き抜く上でかなり重要だと感じています。
本気の自己分析をするなら人生に向き合うキャリアコーチング【マジキャリ】がオススメです。
【マジキャリ】は【2ヶ月で人生変える】をコンセプトにしており、有料サービスですが、その分本気度が違います。
人生どこかで一度は本気にならないと、自分の人生を生きることが難しくなってしまいます。

ここでは【人生の軸】を見つけてみてください。軸さえブレずに決まっていればあとは迷わず突き進めます!
今後の人生を自分で勝ち取っていくために、今できる行動をしてみてください。
個人で稼ぐ(副業)スキルを身に付ける
うつ病になって一番痛感したのが【会社を辞める=生活していけない】でした。
この状況になって初めていかに会社だけに依存するのが怖いことかを突きつけられましたね。。
多少の貯金があったとしても、襲ってくる恐怖感は尋常ではありませんでした。

だからこそ、心の安定のためにも会社以外での収入源をいくつか持っておかないと、これから先やっていけないと痛感しました。
僕はうつ病をきっかけにブログを始めました。始めて2年半で少しずつですが成果も出始めています。
ブログに興味ある方は、下記記事で詳しく解説しています。
》うつ病でもブログで月1.5万円稼げた話《1人で完結するので最高》
主な副業一覧
- ブログ・アフィリエイト
- YouTuber
- 動画編集
- プログラミング
- ライター
やるなら誰かに雇われる形ではなく、自分で売り上げを作り出す副業にすべきです。
会社員のように時間の切り売りをやっても、一生そこから抜け出せませんので。
苦手な事はやらない勇気を持つ
苦手な事を克服することは、非常に効率が悪くなってしまうと学びました。

昔は終身雇用と年功序列で、一つの会社に時間を捧げながら、時間がかかっても苦手を克服しその会社で出世することが一般的でした。が、今は違いますよね。
今いる会社がいつ無くなるかもわからない、いつ早期リストラでクビになるかもしれない不安定な世の中で、苦手な事を頑張って克服している時間などもはやありません。
【苦手な事はやらない】を徹底して排除していくと決めると驚くほど視野が広くなります。
- 営業職など対人でのプレッシャーのかかる仕事
- 満員電車に毎日乗る
- 社内の連携を取って進めなければいけない仕事
- 雑談などなど
そうする事で時間が生まれ、考える時間が生まれ、興味や関心にアンテナが向くようになり「これならやれそう」と思うものに出会えます。
僕はその第一歩としてブログを執筆し始めました。
これがいつか得意な事として、自分を助けるスキルになると信じて疑いません。
ブログは稼げる?うつ病抱えて2年半ブログを継続した結果まとめ
うつ病でまだ一歩を踏み出す勇気が出ない方へ
うつ症状専門の就労移行支援
うつ病で会社を退職せざるを得なくなってしまった方へ、うつ病専門の就労移行支援をご存知でしょうか?
うつ病のようなメンタルに不安を抱える方に向けて、再就職をサポートしてくれるサービスがあります。

ただでさえ大変で、かなりのエネルギーを使う就職活動を、うつを抱えた状態で乗り越えるのは至難の技ですよね。。
うつ病専門の就労移行支援では、うつ病を専門に扱っているのでサポートから就労プログラムまで、利用者の不安を先回りして準備してくれていて、心強い味方になってくれます。
利用者は無料で使えるのも安心ですし、受け入れる企業側もうつに理解がある企業になっているので、うつ病だということを隠す必要もなければ、無理して背伸びする必要もありません。
ありのままの自分を受け入れてくれる会社を探すにはいい環境になります。
うつ症状専門の就労移行支援【atGPジョブトレ うつ症状コース】でもう一度一歩を踏み出すきっかけにしてみてください。
退職後のお金の不安を解消する制度まとめ
【自立支援給付による精神通院医療】
2013年から施行されている、障害者総合支援法の自立支援給付という制度は、通院による精神医療を継続的に要する病状を持つ人に対して自立支援医療費を支給する制度です。これは、日本の障害者福祉施策の中に位置づけられています。
この給付を受けるには市町村の福祉関係窓口で申請書をもらい、記入・提出します。その際、医者の診断書や障害年金の受給証明書などが必要となります。
具体的な給付内容は、原則としてその疾患にかかる通院での精神医療の月額の9割が公費負担となり、対象者は1割負担となります。その1割負担が高額になる場合は世帯単位の所得により対象者の負担額には上限がつくので、安心して通院治療を受けることができます。
【傷病手当金】
傷病手当金は、正式には健康保険傷病手当といいます。同一の傷病が原因で連続して休職期間が3日以上ある場合、4日目以降の休みについて傷病手当金が支払われる、健康保険における制度です。休職を初めてからの3日間は待機期間と呼ばれ、その3日には公休日や有給休暇日が含まれててもかまいません。
仕事を休職する際には覚えておきたい制度ですが、退職後も同じ傷病が理由で療養を続け、仕事に就けない場合、最長で1年6カ月、傷病手当金を受給することができます。その際に支給される額は休業前までの1年間の平均月給額の2/3となります。今までの月給の2/3が支給されるのは働いていないことや、治療にどれだけの期間が費やされるのかわからないことを考えると、これまで同様の出費はできないにせよ、あるのとないのとでは大きな違いと言えます。
【障害年金】
障害年金とは、国民年金に加入している場合は障害基礎年金、厚生年金に加入している場合、障害厚生年金と呼ばれます。それぞれ受給条件を満たすことによって支給される年金です。
支給金額については、国民年金加入者は障害の程度(その傷病が日常生活にどれくらい影響を与えるか)によって変わります。
1級は年額約97万円、2級は年額約78万円となっており、子どもがいる場合は加算があります。障害厚生年金については障害の程度により1級から3級までの等級があり、定められた平均標準報酬月額と厚生年金の加入期間によって算出されますので一律ではありません。
配偶者がいる場合、要件を満たせば加算があります。また、厚生年金加入者は国民年金の第2号被保険者でもありますので、障害厚生年金の1、2級に該当する場合は要件を満たせば障害厚生年金と同時に障害基礎年金を合わせて受給できることになります。事業所で就業している場合、厚生年金保険料は給与から天引きされているので納入漏れがありません。
障害の程度は判定次第ですが、一定期間以上働いていれば受給要件は自然と満たせるので安心です。年金制度は国民のための社会保障制度です。ためらわずに市町村の年金窓口に相談しましょう。
【失業保険】
失業保険は、離職後、就職する意思と能力があることが前提に90~360日間支給される雇用保険制度です。支給期間は、傷病、妊娠、出産、育児などの事情がある場合には最長3年まで延長可能です。
退職した職場から発行された雇用保険被保険者離職票をハローワークに提出すると、申請し失業保険の受給の可否、支給額の決定がなされます。基本手当日額は離職前の給与を計算式に当てはめた額の50~80%が一般的です。
この際、離職理由や雇用保険の被保険者であった期間が勘案されます。離職理由が”自己都合による退職”なのか、”特定理由離職”なのかは重要です。傷病などでやむを得ず退職した場合は”特定理由離職者”となります。
特定理由離職者は離職する前の1年間のうち6カ月以上の被保険者期間があれば失業保険給付の対象となります。自己都合による退職の場合は2年間で12カ月以上の被保険者期間が必要です。
うつ病で退職した場合、就職する意思はあっても能力があるのかということが問題となります。これについてはハローワークでしっかり相談しましょう。
傷病が理由ですぐに就職できない場合、求職の申し込みはできますが、失業保険の基本手当の対象とならず、求職申込日から15日以上傷病で就職できない場合、雇用保険の「傷病手当金」の対象になり得ます。これは、前述した健康保険の傷病手当とは全く別のもので、同時に両方を受給することはできません。
これらを知っているか知らないかで受けられる恩恵が全く変わってきますので、必ず把握して利用出来るものは全て利用しましょう。
まとめ

僕がうつを発症しどん底を経験して言えることは、苦手なことを克服するよりも、自分の得意なことを分析し把握することで人生は確実に上向いていくということ。
僕は会社に行けなくなり苦手な営業を頑張るのを辞め、ブログやSNSなど文章を書く方へ大きくシフトしました。
これが自分の生きるべき方向ではないかと模索しながらも確実に前進し充実した日々になっています。
今人生に迷われている方は、ぜひ小さな一歩を踏み出してみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント